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曾呂利亭雑記: 8月 2015
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 ただ、河童と俳諧は相性がよろしく、数々の名句が残っている。 では関西の方言によって「かわたろ」と呼ばれているが、ほかに「ドンガス」「ガラッパ」「エンコ」なども「河童」(または河童的水怪)をさす方言として認知されている。 12300;カッパ」が江戸周辺の一方言だったことは、しばしば私も紹介したとおりである。 河童はふつう季語と見なされないが、坪内稔典氏は『季語集』(岩波新書、2006. 65289;で夏の季語として「河童」をとりあげている。 12288; 泡ぷくんぷくりぷくぷく河童の恋 ふけとしこ. 俳句ではほかに、自らを河童に擬えた我鬼こと芥川龍之介の忌日(7月24日)を河童忌と呼び、これも好んで句材とする。 12288; 水ばかり飲んで河童忌過ごしけり 藤田あけ烏. 12288;馬に乗つて河童遊ぶや夏の川 村上鬼城. スウェーデン×俳句×教育×俺.
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曾呂利亭雑記: 6月 2014
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 7月19日(土)13:00~17:00(開場:12:00). 総合司会: 松村 正直理事. 基調講演: 大辻 隆弘理事長. 9679;講 演 : 高橋 睦郎氏. 現代を代表する詩人。詩のみならず俳句、短歌、オペラ、新作能などの分野で精力的に芸術活動を続ける。1996年〈姉の島〉で詩歌文学館賞。2000年度紫綬褒章受章。 塩見 恵介氏(俳人). 大森 静香氏(歌人). 荻原 裕幸氏(歌人). 進 行:魚村 晋太郎理事. 9679;閉会の辞 林 和清副理事長. 8251;会 場: 神戸市教育会館 アクセス. 8251;参加費: 2000円。 65288;受付にてお払い下さい。 当日のご参加も歓迎いたします)。 8251;お申し込み: 永田 淳理事. 65288;〒603-8045京都市北区上賀茂豊40-1 青磁社). 参照: 曾呂利亭雑記: びーえるとかもえとか. 何度も言うけれ...
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曾呂利亭雑記: 5月 2015
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 山本たくやは、「船団」所属会員のなかでももっとも可能性に満ちた作家のひとりである。 それは、1988年生まれという年齢のことだけではない。彼の作品、活動などからみた、総合的な印象である。 彼の第一句集『ほの暗い輝き』(一粒書房、2015)は増澤圭氏のイラストに彩られ、句集と言うよりコミック同人誌のような装丁である。 句集にありがちな「結社主宰、先輩の帯文・栞」は一切なく、むしろ折々にはさみこまれた増澤氏の挿絵が、彼の作品をよく表している。 現代口語のやわらかな文体は、ほとんど散文的であるが、「現代の若者らしい」ナイーブなやさしさによく合う。 12300;ざくざく」の擬音でフォークのきらめきが見え、タルトケーキを食べるわくわく感があらわれているのがいい。 こうした句群はいずれも「現代の若者」らしい感覚に根ざし、ありふれた日常から非日常へ. しかし同じ発想の句がくり返されることは&#...
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曾呂利亭雑記: 12月 2014
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 これまでは大学院で「学生」という身分が長かったので比較的時間にも余裕がありましたが、これからは遅ればせながら「社会人」として、自分で時間を捻出していかなくちゃいけないのだなあ、と。 12300;俳句」は、飽きたらやめるつもりなのですが、まだ当分飽きそうにないし、飽きさせてもくれないらしい。 それならこちらも、やっぱり飽きない努力(工夫)をしながら、. 俳句をにぎやかに、楽しんでいきたい、と思います。 来年は、「俳句」関係でもいくつかお仕事をいただくことになりそうで、また報告できればと思いますけれども、どうぞ今後ともごひいきに。 で、Twitterで先日少しつぶやいた、「4S」ざっくり見取り図の話。 阿波野青畝『万両』の序文(昭和六年三月)において、虚子は「 ホトトギス俳壇. と述べています。(誓子の句にやや辛い感じがします). 4S以前の大正主観派はあえて外していますがz...
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曾呂利亭雑記: 1月 2015
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 普段はあまり感じませんが、「東京はいいなあ」と思うのは、こういう研究環境。 関西でも、いろいろ組み合わせれば手に入るのかもしれませんが、やはり「ここへ行けば必ずわかる」という研究機関が、交通の便のいいところにあるのがすばらしい。 短い時間で、たくさんの資料を実際に手に取り、調べることができる。 東京の俳人は、だから地方の俳人に比べて圧倒的に有利であることを自覚して、もっともっとこういう施設を使っていろんな本を読めばいいのです。うらやまけしからん。 関西にも詩歌の雑誌、図書をまとめた資料館があればと切実に思うのですが、俳句でいうと 虚子記念文学館. など、いくつかの機関に分かれていて、しかもOPAC(蔵書検索)や資料カードが未完成なのでよくわからない。 12288;尚其節には「ホトトギスの広告によつて」と一言御申添を希望致します。 時代は大正デモクラシーの時代を終え、...
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曾呂利亭雑記: 1月 2014
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 注意力のちぐはぐな作動ぶりを記したこの句は、「おもしろさ」も「かなしさ」も持ちつつ、しかし読者の感情移入を誘ったり、何らかのメッセージを伝えたりする暑苦しい同調圧力からは徹底して身を遠ざけており、・・・. ウラハイ = 裏「週刊俳句」: ●水曜日の一句〔榮猿丸〕関悦史. 穂村弘氏が提唱する、詩の二分法として「共感(シンパシー)」と「驚異(ワンダー)」というものがあって、これは大変便利な概念であると感心して当Blogでも、たびたび用いている。 しかし、もちろんこの二分だけで割り切れるものではない、という気もしていて、(当たり前だ)特に俳句について考えたときには、また別の基準が必要だと感じていた。 作句技法としては、正統派の「写生」といってよいだろう。 しかしこれを「驚異」と呼ぶことにも躊躇いがある。 12288;はつなつの太平洋のものを干す 対中いずみ. 短歌の歴史が前田透の言う...
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曾呂利亭雑記: 7月 2015
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 12302;現代俳句』2015年8月号にて、グラビアデビュー。 何のことかと言いますと、月刊『現代俳句』裏表紙で連載されている「今、伝えたい俳句 残したい俳句」で、5月号特別作品より五句を選んで鑑賞させていただいているのです。 相原左義長氏、石口りんご氏、高橋悦子氏、田村正義氏、渡邉樹音氏らの作品を鑑賞させていただきました。 どなたも直接面識がなく、同じ協会に属しながら、面識がない方々ばかりの鑑賞を書かせていただいた奇縁を嬉しく思う。 12288; 青あらし柱は斧を夢に見るか 池田澄子. 12288;冷蔵庫の中は明るい中華街 石倉夏生. 12288;こんこんとあれ飛行機雲や敗戦日 大井恒行. 12288;夕空へ地震の国から出す手紙 高岡修. 12288;流星のかけらをためてゐる山湖 豊田都峰. 12302;川柳カード』9月号が届いた。 12300;違い」を...
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曾呂利亭雑記: 2月 2015
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 俳句をやっていると、俳句が好きなのか、俳句を通した人づきあいが好きなのかわからなくなる、ということは、誰しも多少思い当たるのではないか。 そのくらい、俳句をやっている人たちとの付き合いは面白いし、日常、ただ当たり前に仕事しているだけでは出会えない、俳縁というのか奇縁に恵まれることも多い。 最近では、週刊俳句に発表された今井聖氏の 「奇人怪人俳人」. シリーズが面白かった。こういう、生の作家評というか、実際出会った人たちの思い出をつづる俳人評は、自伝的要素もふくめて俳壇史の貴重な記録でろう。 12300;あんたは桂さんとこの子やな。桂さんは日野草城くんのとこの子やな。草城くんは、僕の大切な友だちや」. と言って、茶菓子にカステラを二きれもくれた、という話。 65289;。 講談社文芸文庫. 大阪俳句史研究会がまとめて一冊としたもので、大きな図書館か、古本...大橋桜坡子はz...
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曾呂利亭雑記: 12月 2013
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 左の「更新」欄をご覧いただければおわかりの通り、今年は例年よりずいぶん更新頻度が少なめでした。 1月2月は多いくらいだったのですが、3月からは平常運転、7月はついに1度しか更新できず、下半期はさらに告知中心の低空飛行が続き、結局、Blog開設以来の最低更新頻度を記録してしまいました。わちゃー。 その代わり、本業のほうで頑張っていたと・・・思って下されば幸いです。 というわけで、今年は「回顧と反省」はなし。 かわりに、論じる予定であった書架の「積み残し」本の数々をご紹介します。年末大掃除の風情。(現実には大掃除やってませんが.). 大変おもしろい句集をたくさん頂いたのに、なかなか感想を書けずじまい。ともかく何句かずつ、お気に入りの句をご紹介します。 赤坂恒子『トロンプ・ルイユ』(ふらんす堂). 65289;それについて、関さんの興味深いツイートがあった。 12288; ...
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曾呂利亭雑記: 3月 2014
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亭主・曾呂利の関心事、特に俳句にまつわるあれこれについて、ひたすら長文雑文駄文乱文書き連ねるblog。 読みにくいことおびただしいものとなっています。 所謂、身辺雑記的なものは公開しない予定、気になる方は直接亭主に訊かれたし。 日)、京都グランディアホテルで「ネンテンさんと 30. 才になる年に、「船団の会」創設 30. 年、雑誌『船団』 100. そして、当日の参加者も、船団会員が約 100. 名。なんともきりのいい、華やかな会となったのだった。 この会は、「船団の会」の岡さんと、塩見先生とが企画・立案して、開催にこぎつけたもの。お二人との関係からしてお前も関わったのかと思われそうだが、私は何も聞かずに当日行って、会場では受付の手伝いをしたり、クラッカーを鳴らしたりしただけで、あとは食って飲んでしていたので、ほぼ無役であった. 塩見先生曰く「結婚式の披露宴イメージ」というパーティは、大広間の立食パーティに人が入り乱れるなか、金屏風を前にした坪内先生夫妻がデンと構え、吉藤美也子氏( FM. 宝塚アナウンサー)による、さすがの司会捌きで粛然と進行されていった。 ちなみに、『 Ku. 12300;俳句とはど...