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Yasuno's Office: 5月 2007
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2007_05_01_archive.html
声出せ、声! という話. 大学院を卒業してからしばらくしたころ、僕はドイツのシュトゥッツガルトに滞在して共焦点顕微鏡のプロジェクトを手伝っていました。この滞在は僕にとって初めてのドイツ訪問であり、また、僕にとって初めての言葉の通じない外国で働くという経験でした。なんとか成果を挙げないといけないというプレッシャーもありましたし、それよりなにより、いろんな事を相談できる相手がいないというのもきつかったのです。そういうストレスでふらふらになりながら、僕が毎晩欠かさなかったのがドイツ語の勉強です。簡単なテキストを、CDを聞きながら、何度も何度も声に出して繰り返し読んでいました。今になって考えると、あのドイツ語の練習が、うまい具合にストレスを減らしてくれていたのかなあと思います。 以前、僕がまだ学生だったころ、自分の実家まわりでいろんなごたごたが起ったことがあります。まあ、事態は当時の僕がどうこうできるレベルを超えてしまっていたので、僕としてはおろおろするばかりです。そんなとき「絶対に人を幸せにできるものってなんだろ...この謎は、僕の祖母のお葬式の時になんとなく氷解しました。あんなに...判ってしまえばからくり...
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Yasuno's Office: 日本のアカデミアと人と人の話
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2013/04/blog-post.html
みなさんは、大学において実質的に期限付きでアカデミックな仕事をしている職員のことをご存知でしょうか。ポスドク(博士研究員)やテニュア・トラック教員がこれにあたります。私は、現状の日本のアカデミアにおけるこのようなポジションの教員・研究員の扱いには目に余るものがあると感じています。 2000 年代半ば、日本の大学は、日本のアカデミアの活性化を目指してテニュア・トラック制度というものを導入しました。これは、従来終身雇用であった大学教員に雇用期間を設け、ある期間後にその教員に終身雇用権(これをテニュアといいます)を与えるかどうかを審査する、というものでした。これは、実質的なアカデミアへの競争原理の導入です。私は、個人的に競争が好きです。尊敬できる相手と、信頼できる審判のもとで競争をすることは、自分も相手も高めてくれます。 12288;あくまでも私個人の意見かもしれませんが、日本におけるアカデミックな競争がうまく働くことはありませんでした。実際に、ここ最近報道されることの多くなった日本のアカデミアからの学術成果の低迷がその結果を物語っています。 12288;もしあなたが日本の大学において競争することを強いられて...
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Yasuno's Office: 4月 2013
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2013_04_01_archive.html
只今をもって、日本のアカデミアのありかたに対する問題提起としての48時間絶食を修了いたします。通常の仕事を続けながらの絶食は想像していたよりつらかったですが、Facebook などを通した皆様の温かいご声援のおかげでなんとかやり遂げることができました。 12288;この48時間、いろいろな事を考えることができました。ここで考えたことは、徐々に文章にまとめていこうと思います。 12288;まずは、ひとまず、皆様ありがとうございました。そして、いただきます。 Joschi, Yoshiaki Yasuno. みなさんは、大学において実質的に期限付きでアカデミックな仕事をしている職員のことをご存知でしょうか。ポスドク(博士研究員)やテニュア・トラック教員がこれにあたります。私は、現状の日本のアカデミアにおけるこのようなポジションの教員・研究員の扱いには目に余るものがあると感じています。 12288;最初に書いたように、私は競争が好きです。尊敬できる相手と競争することは楽しくて仕方ありません。しかし、無意味に競争「させられる」こ...12288;もしあなたが、日本の大学において「競争...12288;私は...
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Yasuno's Office: ありがとうございました
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2013/04/blog-post_3.html
只今をもって、日本のアカデミアのありかたに対する問題提起としての48時間絶食を修了いたします。通常の仕事を続けながらの絶食は想像していたよりつらかったですが、Facebook などを通した皆様の温かいご声援のおかげでなんとかやり遂げることができました。 12288;この48時間、いろいろな事を考えることができました。ここで考えたことは、徐々に文章にまとめていこうと思います。 12288;まずは、ひとまず、皆様ありがとうございました。そして、いただきます。 Joschi, Yoshiaki Yasuno. Joschi, Yoshiaki Yasuno. Tsukuba, Ibaraki, Japan. 65288;安野嘉晃)1975年 三重県津市生まれ。四国への熱烈な憧憬を経て現茨城パトリオット。技術屋、エキセントリック教員。 e-mail: yoshiaki.yasuon(at)gmil.com. Computational Optics Group Official Blog. Yasuno's photo gallery (Flick'r). COG: M. Yamanari's Blog.
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Yasuno's Office: 縦糸と横糸の話: 工学と工業の関係
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
私は大学の工学部(正確には理国学群応用理工学類)で働いています。と、同時に、自分自身の大学人としてのキャリのかなり初期から、様々なメーカーの開発プロジェクトに参加してきました。私が大学にいて、そして、同時にメーカーとも一緒に働いてきたこの10年の間に、日本の工業をとりまく状況、特に世界の中での日本の工業の位置づけは大きく変わってしまった気がします。より明確に表現すると、日本の工業の世界的な存在感は、この10年、5年の間に急激に低下している、というのが私の感想です。 理学部 → 工学部 → メーカー研究 → メーカー開発. 現時点ではまだ中間的な思索の段階でしかありませんが、きょうはひとまず、ここまでの私の考えをまとめてみたいと思います。 まず最初に注目したいのは、「工学」と「工業」の違いです。とかくこの二者は混同されがちですが、実際には階層(次元)がまったく異なる概念なのではないかと考えています。実際に、日本語では近しい言葉が当てられている工学と工業で...同時に「工学」と「理学の」(Natural Science) に関してもその違いを意識してみ...まずは、工学と理学の違いについて考え...
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Yasuno's Office: 11月 2007
http://yasuno-s-office.blogspot.com/2007_11_01_archive.html
最近また、ジョギングを始めました。仕事柄、普通に生活していると全く体を動かさないんです。で、なんか最近、あからさまに体力が落ちてきて、仕事の持久力もつられて落ちてきて、どうしもなくなってきたんですね。で、まあ、このままでは、やばい。と。 昔は毎日走ってたんですよ。なんとなく。まあ、若かったんでしょうね。元気が有り余っていたというか。元気は有り余ってるのに、何していいかわかんなかったし。まあ、暇にまかせてぐるぐるぐるぐるやっているハムスターみたいなもんです。 で、一月ほど前にジョギングを再開して、それからしばらくして気付いたんです。ジーンズがきつくなってきたんですよ。ゆるくじゃなくて。きつく。 そんなふくらはぎも、今の怠惰な生活の中でいつの間にか、ほっそりした普通のふくらはぎになっていたわけです。 別にすごいことはしてないんだけど、毎日毎日やってるわけです。ばかの一つ覚えみたいに。 全然話は変わるのですが、今、出張にきてます。なんか、お医者さんの学会。この学会、自分の中ではかなり実りの多いものでした。最近行き...なんか、まあ、どってことはないのですよ。でも...でも、絶対的な正解&#...
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Yasuno's Office: 8月 2012
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数年前から、自分自身では極力論文を書かずに、いかにスタッフ・. Creative commons (自由に再配布可)で配布しますので、ご興味のあるかたはどうぞ. A Card-Based Method for Scientific Paper Writing. 8251; このテキストの日本語版を作成していただける方を募集しています。ご興味のある方は安野までメールでご連絡ください。 Joschi, Yoshiaki Yasuno. Joschi, Yoshiaki Yasuno. Tsukuba, Ibaraki, Japan. 65288;安野嘉晃)1975年 三重県津市生まれ。四国への熱烈な憧憬を経て現茨城パトリオット。技術屋、エキセントリック教員。 e-mail: yoshiaki.yasuon(at)gmil.com. Computational Optics Group Official Blog. Yasuno's photo gallery (Flick'r). COG: M. Yamanari's Blog.
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Yasuno's Office: 7月 2007
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ベンチャーキャピタルから大学へ。直接投資って、どうでしょう。 最近漠然と考えるのですが「大学の研究室にベンチャーキャピタルが出資する」というモデルは、成り立たないでしょうか。よく、大学の研究室で成果がでてくると「次はベンチャーですか?」という話を聞くのですが、本当に必ずしも、そんなものが必要なのでしょうか。 大学での研究がある程度形になった時、ベンチャーで起業したとします。その目的は大きく二つ考えられると思います。 この二つ、ソフトウェアなどを対象技術と考えた場合にはほとんど一致すると思います[1]。しかし、ハードに関する技術の場合、この二つは純然と違った扱いをする必要があるでしょう。なぜなら、(1) には「製造」というプロセスが必須なのに対し(2) にはそれが必要ないからです。 つまり、製造+販売を目的とした場合のみ、ベンチャーの創設というのは意味のある選択なのではないかと思います。 つまるところ、年間一億ぽっち売り上げても、それで社長、営業、経理なんか、会社を「回す」ためにリソースを裂いていけば...もちろん、大学ベースではまだ、いろいろとできないこともあります&...こういう風に最近の状況...
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Yasuno's Office: 4月 2007
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最近はめっきり、図書館に論文をコピーしに行くことはなくなりました。いや、論文、読まなくなったわけじゃないですよ。むしろ昔より読んでます。でも、図書館に出かけて「紙のコピー」をとることって、なくなりましたね。だって、最近は、ほとんどの論文がインターネット経由で PDF でダウンロードできますから。 ある論文を読んでいて、そこで引用している別の論文が気になったら、すぐにネットでダウンロード。論文読む数も増えますし、手持ちの PDF の数も増えていきます。一本の論文から複数の参考文献を引いて、さらにその参考文献から孫引きしていくわけですから、文字通りネズミ算的に増えるわけです。 一、 デスクトップが PDF でいっぱいになる。 二、 しょうがないので一つのフォルダにまとめる。 三、 でも、結局数が多すぎてほしい時にほしい論文が手に入らない。 四、 しょうがないので、またジャーナルのサイトから同じ論文をダウンロードする。 五、 すると今度は、単に無意味に PDF の数が増える. 六、 PDF の数が増えたのでさらに論文は見つからなくなる。 そして、なによりも使いやすいのが文献のグルーピングです&#...
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