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ナースプラクティショナー小芋の日記: 2月 2014
http://koimokko.blogspot.com/2014_02_01_archive.html
電子カルテの機能の延長で、患者さんと医療者が secure message をやり取りできるポータルサイトがわがクリニックでも稼働し始めた。 通常のE-mail はのぞき見(?)を試みる悪者に見られてしまうリスクがあるので、プライバシーの保護が重要である医療情報をやり取りする媒体としてはよくない。secure message のシステムは、一見普通のメールみたいな感覚で使えるのだが、通常のE-mail とは仕組みが違うので、第三者に見られる危険がないそうだ。(オンラインバンキングに似てるかな?). 私が患者さんに出したsecure messageも、患者さんが返事や質問を書いて送って来たsecure message も 、自動的にそのまんまカルテの一部として保存される。 スマートフォン世代の患者さんに留守電を入れても反応が今ひとつ、ということがしばしばあるが、secure message だと、送信後またたく間に返事が返ってくることも。 願わくば、患者さんが直接検査機関から検査結果を手にする前に、患者さんと自分が結果を先に共有する機会を持ちたい。でないと...Http:/ www.fam...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 1月 2015
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地下1階から36階までの階段昇りの話は、これまでに何度か書いてきた。最初に昇ってから間もなく丸2年を迎える今では、もうすっかり小芋の ウインタースポーツ. として定着している。外が寒かろうが、雪や氷で足元が悪かろうが、ここへ来れば、暑いくらいの暖かさ。汗をかいて爽快この上ない。夜でも明るい。そして愉快な階段愛好者に多く出会える。 毎週のようにお互い見かけながら、話したことのなかった人同士何人かで、先日立ち話をした。Aさんはボストンマラソンやトライアスロンに出ているそうな。Bさんは、今度、カナダの凍っている滝を登りにいくんだそうな。Cさんは、ピッツバーグマラソンに出ると。それぞれトレーニングの目的は違うが、ゆるやかにつながっていて、一緒に階段に昇ったり、ランチを食べたりしているそうな。 12300;言った通り、Cさんに相談したかー?」と聞かれ、. 12300;いや、それがまだで。」と小芋が答えると、. 12300;早くやり! 明日にはやり! そのまま60歳になっても知らへんで。」と叱咤激励。 朝起きて、仕事の前にもう一回チェックして、送信。 12300;次はxxさんに相談し。」. 診療報酬を保険会社に請求...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 5月 2014
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職場の近況、メンターに聞きたいと思っていた臨床的な質問の話もしたけど、それ以上にお互いの人生の進行状況についてたくさん話した。 メンターの年齢は母と同じくらいだが、年上とか若造とかそういう枠なしに、平たーくいろんなことが話しあえる関係を持てて、本当にありがたい、と思う。 先月末行われた米国産科医婦人会学会のカンファレンスに関するニュースをMedscape で読み、大変興味深かった。乳がんサバイバーの性交痛の治療として、水溶性リドカインを使ったという報告である。 Medscape の記事 http:/ www.medscape.com/viewarticle/824432. 発表の抄録 http:/ www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24770139. 閉経後、エストロジェン(女性ホルモン)の分泌低下により、膣を含む陰部の皮膚は薄く弱くなりやすい。そのため膣の乾燥、違和感、またセックスに痛みを感じる女性が増える。 ヨガ教室でよく会う、70歳代の女性のAさん。前職では私の患者さんだった。 私:「ええと、Aさんが〇〇...婦人科の診察を受けるのは、たとえ若い...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 2月 2015
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グラント・プロジェクトの中間報告書の締め切りがいよいよ明日に迫り、リサーチアシスタントのZさんと、昨夜は3時間半ミーティングした。 普段からメールで密にやり取りしているが、やはり顔を合わせて一緒に作業をすると、ぐぐぐっと進む。話が早い。 今朝、もう一度文章を少し推敲してから、チームメンバーにドキュメントを送ると、これまたアドバイザーが的確な指示をしてくれて、ごちゃごちゃしていたところがかなりスッキリと改善した。 この4時間半ほど、メンバーの間で再び頻繁に添付ファイルが行き交い、とりあえず提出するドキュメントの準備はできた。 非常に優秀なリサーチアシスタントZさん、また経験豊富なアドバイザー・メンバーたちに恵まれて、プロジェクトの経験をさせてもらっている小芋は幸せもんである。皆おそろしいほど忙しい人たちなのに、むちゃくちゃ親切でサポーティブなのである。 複数の課題の締め切りが重なって、いっぱいいっぱいの昨今だけど、まずはこの中間報告書の荷が下ろせることで、ちと楽になる。 まず寝ないと。その前にシャワー。今晩も冷える。 症状がひどくなるたびに、駆け込み的に受診していた感じである。...世の中に、...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 11月 2014
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無事に友人Aさんの住む羊牧場から帰ってきた。休憩も入れて、約6時間の旅。お尻がすっかりぺったんこ。なんだかピッツバーグはとても暖かい。同じ州なのに、結構違う。 帰ってきてすぐ洗濯 × 2回。羊と遊んでいたので、コートがだいぶ汚れていた。それから料理。やっぱり休日のルチーン業務のためには、もう1日早く帰ってきた方がよかったか。いやいや、4連休だからこそ、中2日ゆっくりできたわけで、土日だけの休みではなかなか行かれない。 Thanksgiving の休みを利用して、友達A さんの実家にやってきた。トウモロコシを育てたり羊を飼ったりしている農家である。 今シーズン、子羊はすでに44−45匹産まれたそうな。 NPやPAのことを語るときに、mid-level provider とか、non-physician clinician という言い方を呼びかたをする人がいる。つまり、医師と看護師の中間的な診療者、また非医師診療者というわけである。 その点、教育者・研究者という切り口ももって活躍している専門家たちの活躍ぶりに、低迷ぎみであった次のステップへのエネルギーがӌ...とまとまん曰く、よろし...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 6月 2015
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小芋が新婦Rさんに初めて会ったのは、彼女がまだ小学校に上がるか上がらないかのころであった。ミシガン州で交換留学生として1年過ごした小芋は、他の世界各地の留学生たちとともにバスに乗り、ニューアークの空港にむかう途中、途中のペンシルバニア州の町で1−2泊新しいホストファミリーと過ごしたのである。 前置きが長くなったが、以後、このファミリーとずっと交流が続き、この度結婚式に参加するという栄誉をうけたという次第。 式も、レセプションも、とてもとても素晴らしかった。Rさんや家族が、綿密に計画して実行したんやなぁ、という感じだった。雨も肝心なときは止んでいた。レセプション会場に着いた頃は、大きな虹が出ていた。おじいさんやお父さんのスピーチにじんときた。 ピッツバーグは今月ものすごく雨の日が多かったそうである。たいていは、夕立という感じでざっと降って、わりと短時間で止むことが多いんだが、今日は朝から午後までずっと降り続いて、日本の梅雨のようだった。寒くて長袖を来ている始末。 とまとまん:「どうやった?」. 小芋:「ヨガいけてよかった。」. とまとまん「それシャレ?」. この間、お客のほうは、...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 7月 2014
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荷造りが嫌い。あの広くて狭いスペースにモノを詰めるのが、何度やっても難儀。 だれのためでもなく、自分が好きで往復しているので、誰にも当たり散らせないはずなんだが、とまとまんに当たってしまうのである。気の毒な とまとまん。 みごとに今回もゴールド免許。前回の更新以来、日本国内ではまったく運転していないので、当然やけど。 帰国中、レストランでもスーパーでも、お店の人の非常に丁寧な対応に感銘を受けてばかりだったが、免許更新に行った場所の職員さんの対応は、無愛想に感じた。他がよすぎるので、ギャップが生まれただけかも。アメリカ基準でいったら、べつに普通だったかな。 夕食をつくっているとき、ラジオでは土用の丑の日にちなんで、絶滅危機にあるウナギを救うには、みなさんはどうしたらいいと思いますか? というかんじのテーマで、リスナーからの意見を求めていた。 日本にいると、土用の丑の日とかいって、盛んにあおられるが、. ピッツバーグにいりゃ、そういう日があることすら、忘れている。 ウナギ以外でも、日本国内、おいしいものだらけではないか! みなさん、ありがとう!!! この質問にたいする答えが、yes の場合&#...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 4月 2014
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アジア諸国出身の患者さんが、私の名前をみて「これはアジア人かもしれない。そうだといいな。」という思いで予約をとっていることが時々ある、ということが最近分かってきた。 アジア人といっても、ご存知のように言語も文化も様々なので、私が必ずしも患者さんの母国語を話せるわけではなく、話せないことが大半なのだが、それでも患者さんによっては、アジア人に診察を受けるというだけで、「何となく安心」なのだそうだ。 産婦人科の診察を受けるときに、何となく女性の人に診察してもらいたい、という患者さんのニーズと少し似ているかもしれないな、と思う。一方で、別に誰に診てもらおうと気にしない、という患者さんもいる。 患者さんが母国から持って来たの薬や検査データが漢字で書かれている場合は、漢字ってありがたいなぁ、と心から思う。英語で病名を言ってみても、患者さんが? わたしたち人間の死亡率は全員漏れなく100%。しかし健康診断や検査の結果をもとに、早め早めに手を打っておくだけで、命の長さだけでなく命の質が変わることは珍しくない。 恥ずかしながら、家族や身近な人を説得するのはとても難しい。苦戦中。 学期末あるいは卒業を目前にした学生達が&#...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 6月 2014
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遠距離でも、同居でも、仕事しててもしてなくても、たぶん悩みは尽きない。なのでどうせなら楽しく悩んでいくのが得と思う。 それに、他の誰でもなく、とまとまんと自分は夫婦なので、自分たちに一番心地のよい方法を探っていくのみである。 予定では小さな教室でこじんまり、のはずだったのに、ふたを開けてみると、大教室で当初の人数より大幅に多い参加者を頂くことになった。 いつもとまとまんとの会話は関西弁風なのであるが、こういうパブリックなで場はいちおう標準語が求められる。イントネーションを気にし始めると、気になって落ち着かない。 当初は声が出ているかどうかも怪しかったが、その辺もオープンに話して笑いをとり、ブルブルする声をなんとか落ち着かせた。スライド4−5枚目になると、まぁまぁ普通に話せるようになった。 練習に付き合ってくれた とまとまんよ、ありがとう。 この記事を書いたものの、当時公開できなかったのは、あまりに生々しく毒々しいと感じたから。 その「考えたり」の芽が出るか出ないかの頃の雰囲気が、この記事にはよく出ていると思う。 12300;早く帰りなさい」という。 A) 自分が変わるーーには、患者さんにた...
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ナースプラクティショナー小芋の日記: 9月 2014
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中国語を母国語とする患者さんと話していると、しばしば「 eat. Medicine」とか 「 eat. A pill」といった表現を聞く。おそらく、中国語では薬を 飲む. Medicine という。drink でも eat でもなく、take を使う。 Eat medicine と聞いても、意味は明らかなので、そのまま会話を進めている。 お陰さまで、今年も10km レース完走。素晴らしい天気と景色が楽しめた。 タイムは去年より2分以上遅く、4年前より4分遅い、、。どこまでが練習不足に因るもので、どこからが齢によるものかはナゾ。 1kmあたりのラップタイムでみれば、過去の複数の5kmレースよりは今日の方がいいタイムやった、と自分をなぐさめている。 12290;ゆえに、あと35年くらいかけて準備。(笑). 次の予定は、10マイル(16km)レース。距離が長い方が、はぁはぁしないでテロテロと走れるので、小芋向き。とはいえ、過去1ヶ月よりは練習の頻度と内容を改善しないといかん。 12300;小芋を指名して診察を予約することはできるの?」という質問がでたこと。 新しい環境に慣れたり、勉強についていく...