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竹内幹の講義: 6月 2011
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アレのパラドクスを、さらに２つのやり方で実感してみる。ひとつは、別のギャンブルをひとつだけ用意して、そのギャンブルでの意思決定を考えることで、パラドクスがよりわかりやすくなるというもの。もうひとつは、Machina-Marschakの三角形で、再度、アレのパラドクスを図解してみました。宿題が出ていますので、コースナビを必ずチェックしてください。 ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 基礎ミクロ22：価格あたりの限界効用 リスク・保険. 予算制約つきの効用最大化問題を解いたときに（max u(x,y)）、最適解において、ｘ財の限界効用をｘ財価格で割ったものと、ｙ財の限界効用をｙ財価格で割ったものが等しいはずだ。この意味をヒューリスティックに考えました。 つづいて、教科書第１４章の３３２～３３４ページの図を勉強しました。 基礎ミクロ21：『女工哀歌』. で、休みなく昼夜延々と働く工員たちの暮らしぶり。お湯も出ない、シャワーなんてない寮の部屋に寝て、となりの工場で早朝から深夜まで働く少女たち。 基礎ミクロ20：「無差別原則」. ところで、コイン投げを１００回繰り返すと、表は何回で...で、表が...
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竹内幹の講義: 6月 2012
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65288;発表担当・まとめ執筆：金良駿一郎）. 12288;私は「社会的選好と、アプローチ方法としての実験」というタイトルの発表をしました。社会的選好とは、人の公平性や利他性に価値を見出す程度のことを指します。経済学では合理的な個人を想定して議論しますが、現実の個人は非合理的な行動をとることがあります。そこで、社会的選好がそのような行動の動機に影響を与えている場合があるのではないかと考えた研究者の方々が、実験を通してこの仮説を検証してきました。 12288;この発表ではその中でも「ゲーム」を用いた実験について説明しました。発表で説明したのは最後通牒ゲーム、公共財ゲーム（注１）、信頼ゲームと呼ばれるものの三つのみですが、同じゲームを用いていても、実験によって設定に工夫がなされ、異なった結果を導き出しているところが面白いと思いました。 左が「罰」ありの場合、右が「罰」がない場合です。縦軸が提出した額の平均で、横軸が実験を行った回数となっています。この図を見ても明らかなように、...Andreoni, J. (1998), " Why Free Ride? 37(3), pp.291-304.
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竹内幹の講義: 11月 2012
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と考える。この社会厚生関数は、一見すると、個人について対称ではなく、個人. を無条件に優遇しているわけではない。あくまでも、これは2人モデルで最適値周りの限界条件だけを考える場合のモデル化である。つまり、標準的な社会厚生関数で原点に対して凸なものを念頭におき、. の効用のトレードオフが表され、上記のような社会厚生関数になるはずだ。 一方、政府にとっての制約式は２種類ある。１つ目は、税収制約で. を考える。ただし、最適解においては、税収制約は等号で成立している。また、. についてのそれは自動的に成立するので、後者は無視してよい。そして、. についての誘引両立性制約は、最適解において等号で成立する。この２つの等式を使って、. に関して全微分する。最適値周りでは、その値はゼロとなるはずだ。すなわち、. が得られる。 . The Economics of Taxation. 12288;個人は、Skilled または Non-skilled のいずれかのタイプに属していると仮定し、それぞれを . 160;で表記する。まず、次のような1次同次の生産関数を考えよう。 12288; .
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竹内幹の講義: 7月 2011
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オークションの理論を解説してから、実験結果をすこしだけ紹介。来週は試験です。 ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 期末試験でした。以下、サンプル問題。 問２：プライステイカーである企業の供給量について考えよう。この企業は現在、生産量Xを市場に供給している。Xにおいて、平均費用は最小化されていないが、その平均費用AC(X)は市場価格pよりは小さいので利益は出ている。 A) 利潤と現在の生産量Xについて、上で与えられた情報をもとに、以下の選択肢のなかで最も正しそうなものを選びなさい。 12288;1). 生産量を増加させることによって、利潤を増やすことができる。 12288;2). 生産量を減少させることによって、利潤を増やすことができる。 12288;3). 利潤最大化を達成しているので、生産量を変化させる必要はない。 12288;4.) この情報だけでは、なんともいえない。 オークション理論に精通していると、こんなすごいことも起きるんだというエピソード「 ４００万円払うから、なにもしないで下さい. Vijay Krishna. Auction Theory. Second Edition, 2009.
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竹内幹の講義: 5月 2011
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教科書第11章の306～316頁。市場の失敗について、費用逓減産業の解説。市場が失敗しているというのは、要するに（市場にまかせていては）余剰が最大化されないということ。費用逓減産業では、赤字は出ていても、社会全体の余剰を考えると供給したほうがいいという状況になることを図解。その根拠について考えました。あえて価格付けをするなら、やはり限界費用に応じて価格を決めることが、余剰の最大化の観点から正当化される。 市場の失敗について、公共財のケース。教科書の説明はすこし足りないので、非排除性だけでなく、非競合性も紹介。 252～254頁の独占的競争というモデルを勉強。プライステイカーではない企業が市場に複数いて、消費者をとりあう状況を考えました。第11章「市場の失敗」では外部効果について292～302頁を勉強しました。 サンキュー・スモーキング (特別編) [DVD]. 実験経済学3：効率性と公平性の考え方。うまい棒ゲーム。 12300;サンクトペテルブルクのパラドックス」をベースとした、 うまい棒ゲーム. ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 第9章の独占。234～250頁...余剰分析の練習問題を配...
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竹内幹の講義: 11月 2011
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均等犠牲説と累進課税について、Young(1987, J Pub Econ)の定理の説明。 Groves メカニズム。リンダールメカニズムのように個々人の選好が明らかであれば話は簡単。でも、そうはうまくいかないケースで必要になってくるメカニズムデザインの視点を勉強しました。そして、歪みのある税による財源調達しかできない場合（制約下）におけるサミュエルソンルールも勉強しました。 アイオワギャンブリングタスク（IGT)を実際にやってみました。その研究も紹介。 ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 小黒一正先生に再度、代行でご講義をしていただきました（竹内が育児休業期間中のため）。どうもありがとうございました。震災に強い日本をどう構築するかについて、主に財政の視点からご講義いただけました。どうもありがとうございます。 Fehr先生の15章 social preference and brain。 ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 竹内幹 （Kan Takeuchi）. Microeconomics for MBA (2013).
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たけうちの日記
http://takekan-nikki.blogspot.com/2011/11/httptakekan.html
12300;竹内幹のブログ」に統一しました。 Http:/ takekan.blogspot.com/. 竹内幹 （Kan Takeuchi）. 一橋大学大学院経済学研究科の准教授をしています。ミシガン大学でPhD取得・カリフォルニア工科大学研究員を経て現職。実験経済学・行動経済学が専門です。2児の父。現在、共稼ぎ育児4年目です。
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竹内幹の講義: 9月 2011
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第１章「Introduction: A Brief History of Neuroeconomics」。 認知神経科学が意思決定モデルに経済学的なアプローチを採用し、一方で、行動経済学が現実的な意思決定モデルに、非経済的（心理学的知見をとりいれた）行動モデルを作っていった。一部の行動経済学者は、意思決定の瞬間に実際に起きているプロセスを観察し、規範的なモデルではなく実証的なモデルを手に入れたいという思いがあり、それが脳機能の観察に結びついていった。 こういうながれで、認知神経科学と行動経済学があわさって、神経経済学が生まれたとのことです。テキストはこちらを使います。 Neuroeconomics: Decision Making and the Brain. Paul W. Glimcher. ラベル: 実験経済学11年（早稲田）. 竹内幹 （Kan Takeuchi）. 実験経済学・行動経済学が専門です。一橋大学大学院経済学研究科の准教授になりました。 Microeconomics for MBA (2013). さん Powered by Blogger.
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