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見台、膝隠しなど上方落語には、関東/江戸落語にはない小道具が用いられます。見台(けんだい)、膝隠し(ひざかくし)、小拍子(こびょうし)等です。かつて上方落語のルーツは屋外での辻噺といわれていますが、まさに不特定多数の通りすがりのお客さんを相手に、この見台をガチャガチャたたいて、お客さんの気を引いた当時の名残でもあります。 噺のイメージを高めたり、小拍子の音による場面転換に用いるなど、重要な役割を担っています。 見台と膝隠しについて、寸法、外観について特段のきまりはないようです。基本的には、前に置いた膝隠し越しに、客席から見台の天板(上の板)の端が見える高さというのが標準です。 留意点としては、落語を行ううえで、噺の妨げになるような構造、奇抜な色・柄模様のものは避けるべきでしょう。 また、製作されるのなら、出来るだけ丈夫な構成材(木材)を使用することは必要ですが、取扱いを考慮して、可能な限り軽量となる様に仕上げていただきたいものです。 小さなテーブルと衝立のような板を、簡単に組み合わせてもそれなりの格好はつくものですが、ぜひ専用に小道具として備えて欲しいものです。 8658; 自由落語研究会ページに戻る.
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