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イタリア料理ほんやく三昧: ズッキーニのトルタ
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. 12302;サーレ・エ・ペペ』の解説です。 言うならば、アメリカ生まれ、イタリア育ち。 でも、いつ、どこで、誰がズッキーニを作り出したのか、といった話は不明。 8220;ズッキーニ”は英語の呼び方ですが、イタリア語では“ズッキーナzucchina/ズッキーネzucchine”。 由来だけでなく、この名前もあいまいで、19世紀末になっても、ズッキーノかズッキーナか決まらずに、当時の辞書には両方の名前が載っています。 英語の場合、アメリカではイタリア語系でズッキーニと呼びますが、イギリスではフランス語系でコージェットと呼びます。 歴史が短いせいか、イタリアの地方料理の中でズッキーニが主役を張っている有名な料理は、それほど多くはありません。 そんな中で、ズッキーニの地方料理として比較的知られているものの1つが、リグーリアのズッキーニのトルタ、“トルタ・ディ・ズッキーネ”です。 リグーリアに行ったら、ファリナータやパニッサだけでなく、このズッキーニも要チェックですね。
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イタリア料理ほんやく三昧: パニッサ
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. 前回のファリナータに続いて、今日はもう一つの代表的な料理、パニッサ。 パニッサという名前は、パニーコpanico=キビ(黍)が語源。 ここでは湯煎にかけていますが、ポレンタ用の鍋に入れたぬるま湯で粉を溶き、火にかけてかき混ぜながら煮るリチェッタもあります。 8595;パニッサ生地専門店のデモンストレーション(音声なし)。 ちなみに、前回、アンティーカ・シャマッダという店のファリナータを紹介しましたが、“シャマッダ”とは、揚げ物屋とかファリナータ屋という意味。 アンティーカ・シャマッダの パニッサ(手前)とククッリ. 関連誌;『サーレ・エ・ぺぺ』2008年7月号. チェチーナのグリル野菜添えを含む“夏の家庭料理”の記事は、「総合解説」'08&'09年7月号に載っています。 このブログは、 creapasso.com. で販売している7種類のイタリアの料理雑誌の日本語解説、「 総合解説.
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イタリア料理ほんやく三昧: 7月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. イタリア料理の季節のイベントで、大きなものは、クリスマスとはパスクア。 2012年4月号の「総合解説」のテーマも、復活祭。 この祭りの主役の食材は、子羊、卵、リコッタ、パン。 鶏、豚、ネズミ、猫、牛、魚、なんでもできるんですねー。 でも、考えてみたら、色つきゆで卵ってどうやって作るのかも知らない。 イースター・エッグを芸術品に変えたのは、ロシア人の皇帝御用達の彫金師、ピーター・カール・ファベルジェ。 この中に、金の卵、王冠、人形などが入っています。 ちょっと前に紹介した、プーリアの子羊肉とグリーンピースのオーブン焼き料理、“パスクエッタの子羊”、別名ヴェルデッテは、仕上げに溶き卵もかけるので、まさに春を象徴する食材ばかりを使った料理だったんですねー。 実はこの料理、グリーンピースの地方料理を調べると必ず出てくる、この季節の代表的な一品なんです。 12300;リチェッタ・ダイジェスト」では、グリーンピースのさやを使ったフランも紹介しています。 12300;総合解説」2012年4月号の記事...
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イタリア料理ほんやく三昧: 10月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. では、segnalibroさん、お願いしまーす。 栗にかぼちゃに・・・えっ、この豆みたいなの、なに? 八百屋のおじさんに尋ねたところ、昔はシチリアでよく食べられていたけれど、今はもう馬や牛しか食べないかも・・・。 Frutta dimenticata忘れられた果実の一つで、Carrubaというのだと教えてくれました。 これ、鞘を乾燥させたもので、鞘ごとかじるのだそうです。 ほんのり甘味があって、なんというか、敢えて言うと、干しイモを食べているみたい。 テレビを見ながら食べると、女子にはクセになりそうな味です。フフフ。 キャロブとも呼ばれていて、wiki先生によると種は均一性が高く、昔は重さの単位として使われていたそうで、宝石の質量を表す単位カラットの語源はこれなんだとか。 その話、聞いたことあるかもー!! うーん、こんな大木の木陰で、本を読みながらお昼寝したら気持ちいいだろうなぁ。 丈夫なので、家具や工具類の持ち手、煙草のパイプなどに使われるのだとか。 日本語に訳すと「姑のミルク...
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イタリア料理ほんやく三昧: イタリア統一の主役たち
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. 去年(2011年)のイタリアの料理雑誌の3月号は、のきなみイタリア統一150周年特集が組まれていました。 イタリア人にとって、イタリア統一の主役は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世とジュゼッペ・ガリバルディ。 どちらも、イタリアのあちこちの大通りにその名がつけられているので、聞いたことがある名前ですよね。 ミラノのガレリアも、正式名はガッレリーア・ヴィットーリオ・エマヌエーレ・セコンド。 イタリア料理は地方ごとの個性が強力ですが、その個性が生まれた理由を探る時、歴史は重要なヒントになります。 今回は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世とジュゼッペ・ガリバルディをキーワードに、イタリア統一の時代を見てみましょうか。 まず、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世は、イタリアの初代国王。 サヴォイア家は紀元1000年頃に誕生し、トリノの領主の一族と結婚したことがきっかけで力を得て、サヴォイア公国を造ります。 そのサルデーニャ王国の王様だったのが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世。 で販売している7種類のイタリアの料理雑誌...
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イタリア料理ほんやく三昧: 6月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. ロンバルド州クレモナ県の、クレモナに次ぐ、人口3万人あまりの町です。 でも、クレーマというカワイイ名前は、残念ながらクリームとは何の関係もなさそうです。 観光地としてあまりメジャーじゃなさそうですが、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』のグルメ紀行によると、美味しいものもあって、ふらっと寄ってみるのも楽しい町かも。 代表的な広場、ドゥオモ、教会などの 紹介. 65288;ちょっと長いです)。 歴史も芸術もモニュメントも、なかなか充実した町のようですが、基本的に、どうやらこの町の永遠のライバルは東隣の町、クレモナなんですね。 その根底には、12世紀に、ミラノに味方してクレモナと戦って町が焼け落ちたという黒歴史があるので、根が深そうです。 食べ物の名物も、グラナ・パダーノにモスタルダ、トッローネ、マルブーニと、クレモナと完全にかぶってます。 さて、クレーマで一番有名な産物は、やはりグラナ・パダーノでしょうか。 このチーズについては、以前、ブログで詳しく解説しています。 それでは、『...殻が硬く、...
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イタリア料理ほんやく三昧: 3月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. 前回は、ラーメンに影響を受けたアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作るローマの有名レストランのイタリア人シェフを紹介しましたが、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは奥が深い! 新しいアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。 今度は、イタリアの唐辛子の女王で、イタリア最大の唐辛子生産者で、別名ミス・チリ・ペッパーことリタ・サルヴァドーリさんの農場、ペペリータの話。 リタさんは、ワインで有名なトスカーナのボルゲリの近くに農場を所有し、200品種、29,000本の唐辛子を有機栽培しています。 私なんか、未だに一番辛いのはハバネロだと思ってましたが、もう違うんですねー。 Naga Morich / wstryder. 店では、どんなアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノをだしているのでしょうか。 なんと、農園で栽培した6種類の生唐辛子を使い分けて、唐辛子の品種別に作っているんだそうです。 唐辛子の品種が違う6種類のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。 このシェフ、ナポリ出身ですが、ホテル...そこでラーメンに出会っ...
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イタリア料理ほんやく三昧: 4月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. な、なんと、カンパリソーダの懸賞でsmart box宿泊券が当たりました! Smart boxという体験型カタログギフトは、こちらでは比較的メジャーなプレゼント方法。 というわけで、カタログの中から宿泊したいホテルを選び、初めてトレンティーノ・アルト・アディジェ州に足を踏み入れました。 トレンティーノ・アルト・アディジェ州はスイスとオーストリアに接していて、現在はイタリアですが、第一次世界大戦までは、オーストリアハプスブルグ家の領土であったところです。 自宅から車で半日程度の距離で、なおかつ温泉があることに魅かれて決めたPEJO(ペーイオ)村、3月の下旬でもしっかり雪が残っていました。 ここにはスキー場もあって、日本みたいにスキーの後に温泉、なんて楽しみ方もできそうです。 なんてところもあったりして、ここは場所的にゲルマンに近いから・・・。 Wikiによると、腸に詰めないタイプのサラミで、有名なボローニャのモルタデッラとは全くの別物。 サクリパンティーナはジェノヴァのケーキですが、生地...
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イタリア料理ほんやく三昧: 5月 2014
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. 現在販売中の3月号の解説で、サルデーニャのウニのリングイーネを訳して以来、ウニのパスタ、食べたい病です。 ウニのパスタは、メニューにあればなぜか必ず食べたくなる、ちょっとしたキラーメニュー。 醤油風味の和風パスタもいいですけど、これからのシーズン、海辺で、波の音をBGMに、爽やかな風に吹かれながら、冷えた白ワインと一緒に食べる気分をちょっとでも妄想するなら、醤油も生クリームも入らない、地中海のパスタがいいなあ。 イタリアで有名なのは、サルデーニャ、シチリア、プーリア、カンバーニアあたりでしょうか。 食べ方は、生食、フリッタータ、パスタなど。 ウニは、新鮮で味が濃いので、余計な調味料は何もいらない、というのが産地のシェフたちの自慢。 基本のリチェッタは、まず、にんにくをソッフリットにしてウニを加え、そこにゆでたパスタを入れてあえ、残りのウニとイタリアンパセリで仕上げ。 ウニはイタリア語ではriccio di mare。 Cetrioli di mareと呼ばれる生き物はなんでしょう。 12539;ファ...
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イタリア料理ほんやく三昧: 7月 2015
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イタリアの料理雑誌やwebから、イタリア料理、イタリアワイン、イタリア旅行の面白い記事を紹介するブログ. さて、トリノの歴史的カフェですが、詳細は「総合解説」をご覧いただくとして、まずはその中の一軒、ムラッサーノ。 この店の名物は、チョコレートではなく、サンドイッチ。 あれ、サンドイッチは、イギリスのサンドイッチ伯爵が、カードしながら食べられるように考え出したんじゃなかたっけ、と思ってwiki見たら、なんとサンドイッチ伯爵が発明したわけではない、なんて書いてあるー。 だからイタリア語のサンドイッチは、サンドイッチじゃなくて、トラメッツィーニtramezziniにという名前なんですね。 それどころか、トラメッツィーニという言葉を考え出したのは、イタリアの食文化の話題にはちょくちょく登場する作家のダヌンツィオなんだそうで、イタリアではこの話が知れ渡っています。 しかも、ロンドンのアカデミー・オブ・チョコレートが世界一美味しいプラリネと評した店だそうですよ。 その店は、グイド・ゴビーノです。 ほかにも、バラッティ&ミラノやプファティッシュなど、まだまだあります。 まず、イタリアでもっとも古い土着...
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